ドライヘッドスパ専門店の男性セラピストの需要は?
ドライヘッドスパもリラクゼーションサービス業のくくりになります。
その中で大衆向けのもみほぐしやマッサージ店とは違い、少しお洒落な内装が多いのがドライヘッドスパ専門店です。
そういった店舗だと施術者=女性という認識を持っているお客様のご来店が多いです。
その結果男性のセラピストの需要といわれると女性よりもかなり落ちます。
実際に筆者も男性セラピストではありましたが今でも「男がやるんだ」といった空気にはたまになります。
男性でセラピストをやるとなると女性セラピストよりも気を使わないといけないことも多いです。
今回は男性でドライヘッドスパニスト、セラピストのメリット・デメリット両方をオーナー目線でお伝えしていこうと思います。
男性セラピストのメリット
男性セラピストを雇うメリットで一つは時間の融通が効きやすいところです。
女性の場合パートナーや子育て、夜の時間が怖いなど様々な事情がありなかなか夜まで働いてくれる方を探すのが難しいですが男性は割柏その辺の融通が効きやすいです。
手に職を付けたいと強く思う男性の場合でしたらなおさらそのあたりの融通は聞いてくれるとい思います。
なかなか男性を受け入れる体制が無いサロンが多いのもありこの辺りは求人に困ったら積極的に採用をしてみてもいいかもしれません。
女性は減点方式・男性セラピストは加点方式
こちらは実際に自分がセラピストとして活動していた時に強く感じた部分になります。
女性の場合は初めからお客様の期待値が高いため少しでもサービス・施術に不満が出てしまうと一気にお客様の満足度・評価が下がってしまいます。
一方男性セラピストの場合は初めの期待値が低い状態からスタートすることが多いです。
サービス、カウンセリング、施術の対応が良ければ男性セラピストでもお客様からの評価が上がりリピーターを作ることも可能です。
もちろんこういった努力の出来ない男性セラピストに関しては必要ないです。
施術以外の業務やスタッフマネジメントは女性よりもうまくできることが多い
男性セラピストを雇ううえでほぼ必須といっていいくらいのスキルになりますがこちらはオーナー自身が男性セラピストの教育をする部分かと思います。
女性セラピストとオーナーとの間を取り持ってくれる関係がいるだけでオーナーのストレスは軽減できると思います。
女性だけの場合店舗管理などの業務をまかせっきりにしてしまうと自分に都合の良いルールばかりを作り店舗崩壊してしまう可能性がありますがここに一枚店舗側の人間を作るときは男性のセラピスト・従業員は重宝できます。
こちらもセラピスト側についてしまう様な従業員は必要ないです。
男性セラピストのデメリット
男性セラピストのデメリットは需要が圧倒的に少ないところです。
冒頭でもお伝えした通りドライヘッドスパ専門店と言われると女性のセラピストに施術をしてもらえると考えているお客様がほとんどです。
男性セラピストが居る店舗だとホットペッパービューティでも予約をする際に【男性セラピストに当たるかもしれません】という注意が出てくるほどです。
実際に男性が入っている日のご来店数と入っていない日のご来店数でも差が出ます。
ただでさえ男性の需要が無い分セラピストは身なりや風貌を綺麗にサロンに合う形で合わせる必要があります。
もちろんヘッドミント大須本店でも男性の採用は慎重にしております。
生産性が低い
お客様は女性希望でサロンを予約したりすることが多いので男性セラピストは施術をする機会が女性より少ない分生産性が低いです。
サロンは施術の売上が主な収入源ですので施術に入れない分男性セラピストは赤字社員になりやすいです。
店舗管理・マネジメント・スクール講師等こまごました業務をやってもらうことを前提に雇わないと文字通り赤字になります。
少数精鋭の店舗の場合あえて男性セラピストを雇うメリットはあまりないでしょう。
これから男性でセラピストをやりたい方はどうしたらいい?
これから男性でドライヘッドスパニスト・セラピスト・美容業界に入りたいと考えている方はまず前述した【女性よりも施術の需要が無い】というのを必ず頭に入れて折れずに頑張りましょう。
雇用してくれるところは少ないですがそこでマネジメントやスクール講師、店長などの役職になれば施術以外の仕事を任せてもらうことにより自分の出来る幅、可能性は広がると思います。
店舗のオーナーが男性セラピストに求めている仕事と女性セラピストに求めている仕事は少し違います。
これを理解して業務にあたりましょう。
男性セラピストの仕事を簡単に紹介
男性セラピストの業務について実際に自分がドライヘッドスパ専門店ヘッドミントでしていた業務を紹介していきます。
まずはもちろん施術です。施術はしないのでなく需要が無いだけという事を念頭にしてください。
リピートのヒアリングやオプションのカウンセリングに関しては男性・女性セラピストだろうが平等です。
シフトの作成や店舗管理
別に女性でも出来ることですが女性セラピスト一人に任せてしまうことによりモチベーションの低下につながりやすいです。
また、女性ラピストの場合嫌われたくないといった理由からスタッフ目線のシフト作成になってしまいがちです。
店舗運営側についている男性の従業員を作ることでバランスの良いシフトを作成できることもありますし最悪自分が都合をつけるといったことが大事です。正直これが出来ないなら必要ないです。
スクールを運営している店舗の場合には受講希望の方との調整をすることも大切です。
オーナーと従業員の懸け橋になる
これも大事な業務です。オーナーの意見と従業員の意見は違います。
従業員がどう考えているか、それをオーナーに伝えて向かっていく方向を決めていく作業が女性だけとなると少し難しくなります。
ここに男性セラピストが入ることでうまくいくことがかなり多いです。
従業員の愚痴を聞くだけでなく、どうしたらいいのかを【店舗運営側】として考えて導くといった作業を出来のであれば男性セラピストの需要はかなり上がります。
実際に給料を払う立場の人もこれが出来ている男性従業員が居れば施術で売り上げが上がっていなくても問題になりません。
男性のオーナーでこの業務が出来る女性の従業員がいる店舗は少ないと思います。
ここ、チャンスです。
まとめ
お店のオーナーが考える男性セラピストのメリットは
・店舗のマネジメント業務に関してしっかりとこなせる人が多い
・施術に関しても加点方式でお客様の評価が上がるので頑張れば人気になれる
デメリットは
・施術の売上だけでは赤字になりやすい
・女性従業と同じ業務だけをやるならわざわざ男性は必要ない
あまりいいことが書けなかったですが実際に男性セラピストとして業務をしてお店を譲っていただいた人間からすると【人がやりたがらないことを進んでやる】という事さえまずはできていれば問題は無いと思います。
だんだんと月日が経ち、仕事がなぁなぁになってしまうかもしれませんが腐らずやることが大切だと自分は思います。
メリハリをつけてやっていればお客様、従業員・オーナーからも必要とされる人材になると思います。
これから男性でセラピストろ目指している方が居ましたら一個でもいいので参考にしてみて下さい。
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