せっかく開業したリラクゼーションサロンをたたまなければいけなくなることがあります。そのようなお店はどのくらいの数になるでしょうか。これからサロン開設を考えている人にとっては非常に気になる点です。
そこで今回は、リラクゼーションサロンの廃業率に注目してみます。どのくらいの割合になっているか調査するとともに、廃業しないで成功させる道も探ってみましょう。
リラクゼーションサロンが廃業する理由
まず、リラクゼーションサロンが廃業する理由を考えてみましょう。やむを得ない理由があるのでしょうが、理由を見ることで、自分のサロンの活路が見いだせる場合もあります。
集客がうまくできない
リラクゼーションサロン廃業の一番の理由は集客がうまくできないことに尽きるでしょう。お客様が来てくれなれば、収入は得られませんから、サロンを続けられません。
では、どうして集客ができないのでしょうか。次のような理由が考えられます。
- 情報量が少ない
- サロンの存在が知られていない
- ホームページがない、あるいは情報更新されていない
- 連絡・予約が取りにくい
- メニューの価格が妥当ではない
- 紹介顧客が少ない
- リピート客を大切にしない
リラクゼーションサロンの情報量が少ないと、お客様は不安に思って来店してくれません。次のような情報が開示されてないサロンでは、集客効率が大きく下がります。
- コンセプト
- メニューと価格
- 口コミ
- サロン内の写真
- 施術しているところの写真
経営しているリラクゼーションサロンの存在が知れ渡っていないと、お客様は来てくれません。知らないところには行きようがないでしょう。
特に自宅で運営しているサロンの場合、上手に宣伝しないと、お客様に情報が伝わりません。隠れ家的なサロンとはいっても、場所も分かりにくい、大通りに面してない、駅から少し距離があるというのでは、存在も知られにくいもの。
存在が知られなければ、やがて廃業することになるでしょう。
リラクゼーションサロンを開いたら、ホームページも開いておきたいところ。ホームページがあるかどうかで、お客様の見る目が変わってきます。もしホームページがないと、十分な情報も伝えられず、集客に響きます。
また、ホームページを開いたら、定期的に更新することも大切。古いページのまま放置しておくと、お客様の興味も薄れてしまいます。
連絡・予約が取りにくいリラクゼーションサロンでは、お客様がだんだん離れていきます。電話をしてもなかなか出ない、予約状況が厳しく、希望の時間帯はあいていないことが多いというのでは、お客様が少しずつ減っていくことになりかねません。
メニュー価格が妥当でないと、集客が望めないでしょう。もちろん、価格が高すぎればお客様が来なくなりますが、安すぎるのも問題。効果的な施術をしてもらえないのではと、疑われてしまいます。
リラクゼーションサロンの集客のカギを握るものの一つが紹介顧客。実際に利用した人が別な人を紹介してくれれば、顧客数も伸びます。
しかし、それには内容と効果の有る施術を行うのがポイント。施術内容で物足りない点があれば、紹介顧客は増えません。それが、やがて先細りになる原因にもなるでしょう。
リピート客はリラクゼーションサロンにとってとても大事なお客様。そんなリピート客への接待やコミュニケーションで問題があれば、ほかのサロンにお客様が流れてしまいます。
リピート客が減るようでは、サロンの経営もうまくいかないようになり、そのうちに廃業となるでしょう。
クーポンや割引が負担になっている
リラクゼーションサロンの集客で役に立つことがあるクーポンや割引券の発行ですが、これが経営の負担になる場合があります。そのまま無理して継続すると、かなり経営が苦しくなることもあるでしょう。
廃業まで行くかどうかはわかりませんが、やめると集客が落ちる、続けるのは大変で、板挟みになることもあります。
効果が少ない
リラクゼーションサロンで行っている施術の効果が少なければ、お客様も次第に減って、廃業になるでしょう。
お客様は費用を払って施術を受けるのですから、効果が出るのが当然と思っています。
それがあまり効果がなかったというのでは、がっかりするとともに、もうそのサロンには行きたくなくなるもの。口コミでも、悪い評判が広がります。
もちろん、施術の効果の感じ方には個人差があるので、必ずしもサロンばかりが悪いとは言えませんが、多くの人が効果を感じないようでは、廃業もやむを得ないでしょう。
立地が悪い
都心の便利なところに開業しているリラクゼーションサロンなら、集客もしやすいでしょうが、アクセスの悪いところだと、お客様が通うのも大変です。大変というよりも、通わないでしょう。
通うお客様が少なくなる、近所からしか来ないとなれば、経営もうまくいかないようになり、廃業となります。
押し売りをする
リラクゼーションサロンの経営の助けになるようにと、高価な物品やメニューを押し売りすることがあるかもしれません。しかし、そのようなサロンは人気が急低下するもの。
二度と行くものかというお客様も出てきます。経営が苦しいためもあるでしょうが、押し売りは嫌われる理由の最たるもの。その回数が増えれば、お客様に敬遠されるようになり、やがて廃業です。
お客様の不満点を解消しない
リラクゼーションサロンを利用したお客様が不満を持つことがあります。施術の内容か予約の問題か室内環境か料金かはその都度違ってきますが、改良すべきことを改良しないで放置しておくと、お客様が遠のきます。
不満といっても個人のわがままによるものもありますが、それなら無視ても大丈夫です。しかし、多くのお客様が同じような不満を抱いているのに、何も対処しないと、やがて嫌われて、最悪の場合廃業となるでしょう。
独自性がない
リラクゼーションサロンを開いても、独自性がないと、お客様が集まりにくいです。このサロンだけの特別感、他とは違っている点などでアピールしたいところ。
そのようなアピールポイントがないと、集客しにくくなり、廃業になるかもしれません。
収支計画・経営計画が十分に策定できていない
リラクゼーションサロンを経営する上でポイントになるのは、集客ができるかどうかだけではありません。収支計画・経営計画・事業計画がしっかりできていないと、経営がうまくいかず、廃業になることがあります。
収入と支出のバンスを取りながら、具体的な収支計画を作ることは非常に重要です。この辺の計算がどんぶり勘定だと、やがて採算が合わなくなり、サロンの継続が困難になることもあるでしょう。
リラクゼーションサロンの廃業率
リラクゼーションサロンを開業して、経営がうまくいかず、廃業になるお店の割合はどのくらいになるでしょうか。具体的な数値があればいいのですが、リラクゼーションサロンに限った統計はありません。
そこで、サロン全体を見てみると、様々なサイトがデーターを示しています。信用できる公的機関の統計があればいいのですが、ないので、各種サイトの数値をまとめてみましょう。
そうすると、9割のサロンは、開業後3年で廃業になっているそうです。3年以降持つのは10%程度、95%は10年以内に閉店だとのこと。厳しい数字ですね。
リラクゼーションサロンの現状も似たようなものでしょう。
近年、リラクゼーションサロンに注目が集まり、開業を考える人も出てきていますが、経営を成功させるのが至難の業になっています。開業してもお客が集まらない、出費ばかりが多く、収入が追い付かないなど、経営不振に陥っているリラクゼーションサロンも多くなっています。
リラクゼーションサロン経営は大変!
リラクゼーションサロンを開業して、安定させるのは簡単なことではありません。これまでの仕事より稼げる保証はないし、開業にあたって、または運営していくうちに大きな借金を抱えることもあるでしょう。
サロンを開くのは夢を実現することではありますが、現実は甘くありません。夢の段階ではいろいろと楽しいことも思い浮かべるでしょうが、いざ開業してみると、「こんなはずではなかった」ということもたくさん出てきます。毎日が苦労の連続で、思うようにいかないものです。
サロンの廃業率の数字を見ても分かるように、成功させるのがいかに難しいかを実感するでしょう。
リラクゼーションサロンを廃業させない方法
経営が難しいリラクゼーションサロンをどのように存続させたらいいでしょうか。いくつかポイントがあるので、ご紹介します。
もちろん、このポイントに従ったら、必ず成功すると保証されているわけではありませんが、できることはすべてしなければいけません。そのような方法を解説しましょう。
ターゲットを絞る
一口にリラクゼーションサロンといっても、様々なタイプがあります。施術内容もいろいろあるので、できるだけ多くの人を対象に施術を行いたくもなるでしょうが、ある程度ターゲットを絞ることも大切。
年齢層のターゲットだけでなく、体調や目的別のターゲットを設定してみます。たとえば、「50代の人の更年期障害に効果がある施術を行う」「40代サラリーマンの仕事の疲れ解消を目指す」など、具体的なテーマを挙げて宣伝すると、その層のお客様が集まりやすくなります。
ただ漠然と集客を狙うよりも、ターゲット層を絞ったほうが人が集まりやすいのです。
値下げ競争に加わらない
お客様を増やして、リラクゼーションサロンの経営を上向きにしようと思うと、メニュー料金を値下げしたくなることもあるでしょう。
しかし、待ってください。値下げをすれば、1人のお客様ごとに得られる利益が減ってしまい、多くのお客様に対応しなければいけなくなり、大変なことになる場合があります。同じ労働をしても、得られる収入が減り、疲れもひどくなるでしょう。
経済的に余裕があるリラクゼーションサロンなら、値下げをしても構いませんが、多くのサロンはそんな状態ではないはず。無理な値下げで、かえって経営が苦しくなり、結局廃業ということもあり得ます。
いったん値下げをすると、苦しくなったから再度値上げをするというわけにもいきにくくなるでしょう。そんなことをすると、「このサロン、うまくいっていないのでは」と疑われてしまい。信用にも関わってきます。
また、値下げをすると、施術の質に問題があるのではと思う人もいます。「効果のない施術だから値下げをしているのでは」「施術に自信がないから値下げをしているのでは」と、あらぬ疑いをかけられることもあります。
値下げで集客しやすくなる場合もありますが、サロンの健全経営を考えたら、むやみにはやらない方が得策です。
効果的な宣伝をする
せっかく開業したリラクゼーションサロン。廃業などはしたくないですよね。それには効果的な宣伝をして、お客様を集めることが大事です。
「宣伝ならしています」という方もいるでしょうが、問題なのはそのやり方。効果がある方法でないといけません。その方法を見てみましょう。
チラシ配布
リラクゼーションサロン付近のお客様を集める方法として、チラシ配布があります。しかし、ただチラシを配布すればいいというものではありません。チラシの内容が大事。
チラシは自作もできますが、リラクゼーションサロンという業態を考えると、イメージ性の優れた素敵なチラシをプロに作成してもらいたいところです。依頼費はかかりますが、自作よりずっといいチラシができます。
チラシに掲載する情報は、サロンの所在地、アクセス、予約先電話番号のほか、スマホで読み取れるQRコードなども含めておきましょう。QRコードから予約する人も多いです。
予約受付については、インターネットなども利用して。24時間受付にしておきたいところ。営業時間内の受付だけだと、忙しい人は予約しにくいからです。
リスティング広告
ネットでリラクゼーションサロンを探す人が多いのも現代の傾向。たとえば、「リラクゼーションサロン 横浜」などと検索して、自分に合ったところを探します。
そこで利用したいのがリスティング広告。検索サイトの検索キーワードで検索した場合に表示される広告です。リスティング広告を見て、問い合わせてみるという人も増えています。
そのため、リラクゼーションサロンで集客を狙いたければ、リスティング広告の掲載は非常に効果的。特に検索キーワードにアピールポイントを含めておくと、お客様の流入が良くなります。
リスティング広告の出稿費用は1クリック当たりいくらという課金制ですが、まずは少額からスタートしてみてはいかがでしょうか。効果が感じられるようなら、額をプラスしていけばいいでしょう。
ポータルサイトに掲載してもらう
まだ始めたばかりのリラクゼーションサロンだと、認知度が低く、仮にホームページを作っても見てくれる人も少ないでしょう。
そこで認知度アップの方法として、ポータルサイトに自社サロンを掲載してもらうことができます。そこでポイントになるのが、どう他サロンとの違いを際立たせるか。自社サロンならではの強みを訴えたいところです。
ただ、ポータルサイトには多数の競合サロンが掲載されているので、これだけで自社サロンを選んでもらうのが難しい場合もあります。他の宣伝方法とのセットで行うようにしましょう。
SNSを利用
SNSもリラクゼーションサロンの有効な宣伝手段。InstagramやTwitterなどを使って、文章と写真で効果的な集客ができます。
ただ、写真の作り方が少し難しいかもしれません。リラクゼーションサロンの施術風景なども載せられれば、似せてみてください。
予約は取りやすくしておく
予約が取りにくいリラクゼーションサロンでは、お客様がほかのサロンへ行ってしまうことがありますから、できる限り受け付けられるようにしておきましょう。
電話などもすぐに対応できるスタッフを用意し、可能なら営業時間を増やし、対応できるお客様数を多くしたいところ。休業日も多くしすぎないようにしましょう。
予約が取りやすいサロンだと評判になれば、お客様も集まりやすくなり、経営が順調に進む可能性があります。
室内の雰囲気に工夫を
リラクゼーションサロンの施術をする室内の雰囲気は非常に大事。雰囲気がいいかどうかだけでも、お客様がまた来てくれるどうかが決まる場合があります。
施術室の工夫の仕方はいろいろありますが、アロマを焚いたり、カーテンを素敵な色にしたり、チェアを外国製にしたり、照明のムードを高めたりなど。要は、ここは気持ちがいい部屋だとお客様が感じてくれるようにすることです。
他店にはないサービスを導入する
最近は、リラクゼーションサロンの数も増えてきました。それだけ競争が激しくなっているということであり、その中で勝ち抜くのは大変です。
ではどう生き抜けばいいかというと、他店にはないサービスや機器を導入することです。「このサロンには、こんなサービスがあるよ」「面白い機器があるサロンだよ」などの口コミが広がれば、集客アップが望めます。
リラクゼーションサロンの廃業率のまとめ
今回は、リラクゼーションサロンの廃業率についての特集でした。
リラクゼーションサロンに限らず、サロンの廃業率は非常に高いです。成功しているサロンは少ししかありません。
それだけに、サロン開業後には大きな苦労がつきもの。大変な努力も必要です。
今回は、そんな努力の方法についても紹介しました。
廃業率が高いリラクゼーションサロンですが、必ず失敗するというわけではありません。いろいろと工夫して、ぜひ生き延びてください。
ドライヘッドスパのスクール生募集
スクール名 | 日本ドライヘッドスパスクール協会 |
スクール拠点 |
詳しい拠点は「こちら」 |
取得資格 | ヘッドプラクティショナー |
受講費用 | 3日間 150,000円 発毛コース 1日間 98,000円 |
スクール特典 |
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直営サロン |
【愛知県名古屋市】ヘッドミント 大須本店 |
【愛知県名古屋市】ヘッドミントVIP 栄東新町店 | |
【愛知県名古屋市】ヘッドミントVIP 金山店 | |
【愛知県名古屋市】ヘッドミント 名駅店 | |
【愛知県名古屋市】ヘッドミント 東山店 | |
【岐阜県岐阜市】ヘッドミントVIP 岐阜店 | |
【静岡県静岡市】ヘッドミント 静岡店 | |
【北海道札幌市】ヘッドミント 札幌大通店 | |
【新潟県新潟市】ヘッドミント 新潟店 | |
【石川県白山市】ヘッドミント イオン松任店 | |
【東京都品川区】ヘッドミントVIP 目黒店 | |
【東京都豊島区】ヘッドミント 池袋店 | |
【神奈川県川崎市】ヘッドミントVIP 川崎本町店 | |
【神奈川県藤沢市】ヘッドミントVIP 藤沢店 | |
【京都府京都市】ヘッドミント 京都祇園店 | |
【和歌山県和歌山市】ヘッドミント 和歌山駅前店 | |
【広島県広島市】ヘッドミント 広島店 | |
【埼玉県さいたま市】ヘッドミント 大宮西口店 | |
【埼玉県さいたま市】ヘッドミント 浦和店 | |
【埼玉県越谷市】ヘッドミント 南越谷店 | |
【埼玉県草加市】ヘッドミント 草加店 | |
【埼玉県蕨市】ヘッドミントVIP 蕨店 | |
【千葉県八千代市】ヘッドミント 勝田台店 | |
【千葉県千葉市】ヘッドミントVIP 稲毛店 | |
【千葉県千葉市】ヘッドミントVIP 千葉店 | |
【茨城県水戸市】ヘッドミント 水戸店 | |
【大阪府大阪市】ヘッドミントVIP 京橋店 | |
【大阪府東大阪市】ヘッドミントVIP 東大阪店 | |
【福岡県北九州市】ヘッドミント 小倉店 | |
【鹿児島県鹿児島市】ヘッドミント 鹿児島アミュWE店 | |
【愛知県名古屋市】Gentle Status(ジェントルステータス) | |
【愛知県名古屋市】ヘッドミントアロマ | |
【愛知県名古屋市】発毛サロン ゼウス発毛 | |
運用サイト | |
ディプロマ画像 |
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